昨年(1994年)の地獄の極寒ツーリングから早1年。懲りもせずに,またツーリングの季節だ。そして案の定,今年もまた,....。実は以下のレポートは未完のままだ。筆者になにかあったのだろうか?あまりにも悲惨な展開に筆が進まなかったのかも知れない。:-D #,...な〜んてことはなくて,単に面倒くさくて放っておいたら,忘れてしまっただけ。:-D まあ,大した文章じゃないので「プロローグ」だけ読んでください。
今年もまた,チーム・ホシ恒例の秋のツーリングがやってきた。去年の極寒ツーリングに懲りて,今年は11月5日と時季はやや早めになった。が,ツーリングの数日前にかなり強烈な寒波が東北地方に入り込み,各地から初雪の便りが届いている。今年の行き先は上山から七ヶ宿に抜ける林道(南蔵王林道)である。途中当然,蔵王連峰の峠越え(標高1000m オーバー)が待ちかまえている。過去二年ともツーリングに参加しているわけだが,晴れ渡った秋空の下,楽しいツーリングをして何事もなく帰れたためしはない。一昨年の黒鴨林道では,凍て付くような雨の中の林道ダウンヒルを経験したし(ブレーキシューがなくなった),昨年は,極寒の雪中行軍を経験した。いつも,滅多にできない貴重な体験をさせてくれる加藤さんにお礼を言うべきなのだろうが,人間の出来ていない筆者はとてもそんな気分にはなれない。:-D ああ,きっと今年も無事には済まないに違いない。なんといっても加藤さんの企画だから,...。それに,競技指向の強い連中の集まりであるから,ツーリングといっても途中の苦しい展開は自ずと読めるというものである。そんなこんなで,ツーリングの日が近づいても,子どもの頃に遠足の前に感じたあの気持ちの昂ぶりというのは到底感じられないのだった。
日曜日の朝6時に起床。女房殿を叩き起こし,朝飯の支度をしてもらう。先週はずっと天気の悪い日が続いていたが,昨日の土曜日になってやっと青空が顔を出した。今朝も空をみる限りでは,一日,雨は降りそうもない。天気予報の降水確率も10%。今日のツーリングは距離も長く,峠の標高も比較的高い。朝食は満腹感を感じるまで多めにとった。替えのウェアなどいろいろと準備して,7時20分頃家を出た。
星輪店に7時30分頃着く。他の連中はまだ来ていない。ペダルホールドの強度を調節しているうちに,7時40分頃にほぼ全員がそろう。参加者は,加藤さん,武藤さん,私,青木(雅)さん,斎藤(楢下で合流)さん,手塚,福田,保科,岡崎,中村の10名である。また,今回は特別にサポートカーが付くことになった。これで着替えや食糧など十分に持っていける。この時季のツーリングは衣類や食糧など,それらの質と量を適宜調整するのが結構難しい。この面倒な荷物調整を考えなくてもいいというのは有り難かった。サポートカーには,久美子さん(加藤令夫人)と仁科さんと光が乗った。
午前8時10分。予定よりも少しだけ遅れて一行は出発した。サポートカーの待ち合わせ場所を高畠のブドウ松茸ラインと113号線との交差点にする。我々は高畠までの自転車道を進む。幅2メートルほどの狭い道が川沿いあるいは他の道沿いに続いている。こういう道を自転車道と名付ける為政者達には滑稽すら感じる。途中,青木さんがディレーラーの調整のために店に戻って,全員が少々待ったこと以外は,トラブルもなくサポートカーとの待ち合わせ場所に到着する。少々食糧を腹に入れて直ぐにスタート。今度は楢下のこんにゃく屋が待ち合わせ場所だ。
楢下の手前のトンネルまでは,延々とダラダラ登りが続く。トンネル手前で,若い連中は急な登りの旧道に入っていった。私と加藤さんと武藤さんのおじさんグループはのんびりとトンネルを抜けて,向こう側の旧道との合流点で待つ。加藤さんの激が山間に木霊する。程なくみんなが降りてくる。ここからは,快適なダウンヒルが続く。下り続けるうちに楢下に到着。先行していた岡崎と保科,それに永山さんと合流する。ここから少し今来たコースを逆行して,林道入口の古屋敷の方に向かう。ここで,ちょっとしたアクシデントが発生した。まだ青木さんが来ていないと勘違いした,手塚,岡崎,保科が彼を待つために他の連中とはぐれてしまう。私は先行していたが,そのことを知ってしょうがなく,青木さんと楢下まで戻ってみるが,サポートカーがいるだけで,3人の姿は見あたらない。まあ,あの3人は速いし,道も判っているからということで私と青木さんとで先行したほかの連中を追った。サポートカーも道が判らずに立ち往生している。一本道になるところまでを教える。青木さんと二人で走っていると,あの3人が追い付いてきた。さすがに速い。青木さんを捜して,トンネル付近まで戻ったとのこと。あっというまに離れていってしまう。
しばらくして,林道入口で先行していた連中にやっと合流した。ここで,小休止して食糧を補給する。ここからは,オフロードの登りが続く。勾配はそれほどきつくない。比較的車の量が多いのだろう。道自体も比較的よく締まっている。綺麗な澤沿いの道を右に左に折れながら登り続ける。周りはもう紅葉の盛りは過ぎて葉を落としてしまった木々が目立つ。もう10日ほど早ければ,見事な紅葉が観賞できたかも知れない。加藤さんと青木さんと一緒に黙々と登る。途中茸取りと思しき人たちの車とすれ違う。こんな林道で何台もの自転車とすれ違うと,どう思うのだろう。あの3人(手塚,岡崎,保科)は既に大分上の方だ。30分ほど登ったところで,休んで待っていた3人と出会う。そのまま登り続けていくと,浮石が次第に大きくなって,勾配も急になる。たまらずにフロントをインナーに落とす。しばらく行くと,道端にとうとう雪が見えた。今年もやはり雪を見た。少し登ったところで小休止。さっきから,登りなのに寒くて仕方がない。サポートカーが止まっていたので,こちらも自転車を降り,預けておいたウィンドブレーカーを羽織る。食糧も腹に入れる。再び登り出す。もう少しで頂上だ。勾配はさらに急になり,浮き石のサイズも大きくなる。かなりきつい箇所が連続する。道端の雪の量が次第に増える。青空から陽が射しているために,いくら寒くても昨年のような悲壮感はない。ようやく頂上だ。先行していた4人が待っていた。頂上は道端に6cmほども雪があった。雪をかぶった綺麗な蔵王の山容が目前に見える。疲れも吹き飛ぶ景色だった。しばらく山を見ていると急に寒気がしてきた。さっきまで登っていたので気にならなかったが,かなり強く冷たい風が吹いている。風を避けられる場所に移って他のみんなを待つ。待つこと20分ほどで,最後の人が登ってきた。みんなで記念撮影をしたあと,軽く食糧を腹に入れて,ウィンドブレーカーを重ね着して下り始める。下りは山陰になっているために雪がまだ残っており,それが融け掛けているためにかなりどろどろの状態だった。はじめは泥まみれになるのが嫌さにそろそろと降り始めたが,しばらく下るうちに面倒になってきて,スピードを上げる。前輪と後輪から泥が巻き上げられて,背中といわず顔といわずにへばりつく。膝から下は既に泥まみれだ。20分ほど下ると,川を横切る大きな橋のところに出た。なかなかいい渓相である。きっと,夏なら岩魚釣りの人間が入り込んでいるのだろう。ここが昼食の場所らしい。しばらく他の連中を待つ。
しばらくして,他の連中とサポートカーとが降りてきた。さっそくガスストーブを持ち寄って,お湯を沸かす。このあたりから寒くて仕方が無くなった。曇って陽が陰って風が出てきたのが原因だが,かなり汗もかいている。カップヌードルをすすり,パンをかじって昼食を済ます。それにしても寒い。
1時間ほど休んだあと出発する。ここからは全コース下りかと思いきや,所々に登りがある。これがアウターのままガンガン踏んでしまうので結構脚に応える。加藤さんが先頭になってガンガン飛ばす。そのあとを私と保科が追いかける。小さなアップダウンを繰り返してようやく林道終点に。そこからしばらく舗装路を走り,七ケ宿の国道113号線に合流した。
七ケ宿に入った辺りから雲行きが怪しくなってきた。そして,二井宿峠付近でとうとう降ってきた。なんだよ,今日は一日天気がいいはずじゃなかったのか?誰だ!雨男は?・・・・・
文章は,ここで途切れている。よほど辛いことがあったに違いない。:-D 結論として,やはり,この年も,七ケ宿から米沢市内まで雨の中のロード練習のような走行となった。(´_`;) 一刻も早く帰りたい私は,集団を引きまくり,手塚と集団をエスケープ。そして,二人で先頭交替しながら雨の中をぶっ飛ばし,一番早く星輪店に到着して,すかさず女房に電話して着替えを持ってきてもらったのである。その間,確か風呂を頂いたような覚えも,.。^^; 結局,凍えるような雨の中のロード走行を経験したのだった。頼むから,平穏無事なツーリングを経験させてください。db(^^;;;